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こんにちは。税法免除大学院に通いながら税理士を目指しているエリカです。
論文執筆のため、参考文献を集めている日々なのですが、
学校の図書館にない資料をコピーしたい!
でも毎週末大学院の授業があるから大学院以外の図書館に行く暇がない!
ということで手詰まり…と思いきや、
そんな時に使える国立国会図書館の遠隔複写サービスを使ってみたので、
利用の仕方と使ってみた感想を紹介します。
まだ国立国会図書館の利用者登録をしてない方は、
こちらを参考に登録してみてくださいね。
遠隔複写サービスって?
国立国会図書館が行っている遠隔複写サービスは、
国立国会図書館に行くことなく、文献の複写を申し込めるサービスです。
国立国会図書館オンラインから申し込みができ、
複写された資料が郵送で自宅に届きます。(ポスト投函)
複写を依頼するためには、複写する資料と複写箇所が正確に特定できていることが必要です。
たとえば以下のような感じ
図書 | 「書名」+「論文等のタイトル(当該図書の目次から複写箇所が特定できる情報)」 または 「書名」+「論文等の掲載ページ」 |
雑誌 | 「誌名」と「巻号(又は発行年月日)」+「論文等のタイトル(又は著者名等、当該雑誌の目次から複写箇所が特定できる情報)」 または 「誌名」と「巻号(又は発行年月日)」+「論文等の掲載ページ」 |
新聞 | 「新聞名」と「版元(東京版、大阪版等)」と「発行年月日」と「朝・夕刊の別」+「記事名(見出し)」 または 「新聞名」と「版元(東京版、大阪版等)」と「発行年月日」と「朝・夕刊の別」+「掲載面」 |
個人的には、雑誌記事であれば、
論文名から検索して、その検索結果から該当箇所を複写依頼できるので、
雑誌記事の収集に使いやすいサービスだなと思いました。
書籍の複写ももちろん依頼できますが、
図書館での複写は、著作権上、書籍1冊丸ごとのような複写はできないので、
複写範囲が著作権に抵触しないかも確認しないといけません。
必要箇所のみ調べて複写するのなら、直接図書館に行って自分で掲載個所を調べた方が
効率がいいような気がしました。
※雑誌記事であれば、雑誌内の1記事を複写する分には問題ありません。
※最新号の複写はできません
※雑誌全体の半分以上を複写することはできません
※詳しくは著作権について調べてみてください。
利用には、複写料金のほか、事務手数料(税込275円)、発送手数料(実費)がかかります。(資料到着後後払い)
利用の流れは?
国立国会図書館の遠隔複写サービスを依頼する方法はいくつかありますが、
今回は私が実際に利用したインターネットから申し込む方法を紹介します。
①国立国会図書館オンラインにログインする
②資料を検索する
(私の場合は、未収集資料はこちらの記事のように管理しているので、
未収集で大学院の図書館にないものを収集しました)
③資料を調べると、右側に「遠隔複写」というボタンがあるのでクリック
④内容を確認して申し込みカートに追加をクリック
⑤右上のカートのアイコン(申込カート)をクリックして、「申込手続きに進む」をクリック
⑥必要事項を入力し、「申込内容の確認」へ
⑦申し込みが無事に済んだら、登録しているメールアドレスに内容確認のメールが届きます。
⑧自宅に複写依頼した資料と払込書が届く(ポスト投函)ので、支払い
申し込みから到着まではどれくらい?
今回、資料を申し込んでから到着まで約1週間かかりました。
国立国会図書館のHPにも、5開館日程度で発送と書いてあったので、
記載通りの間隔で届いた感じですね。
利用料金はどうやって支払う?
遠隔複写サービスで依頼した資料に、払込書が同封されています。
払込書は、コンビニ等で利用できるタイプのものなので、
そのままコンビニ等に持って行って支払い
もしくは、振込先の記載があるのでそちらに振込などで支払いができます。
資料到着後20日以内に振り込めばいいようです。
(届いたらすぐに払いましょう)
また、資料申込時に分かるのですが、
東京本館から発送されるものと、関西館から発送されるもので分かれる場合、
それぞれに事務手数料・発送手数料がかかります。
コスパを考えると使わない手はない!!
以上、国立国会図書館の遠隔複写サービスを利用した話でした。
事務手数料・発送手数料はかかりますが、
国立国会図書館までの往復の交通費を考えたら
もしかしたらこっちの方が安いかもしれない!!と気づいたので、
必要な雑誌記事を見つけたらまた頼もうと思いました。
事務手数料が発送ごとにかかるので、ある程度記事がたまったら一括で申し込む、
がコスト的にはいいかもしれないですね。
また、国立国会図書館で複写する場合には、
資料を頼んで自分で複写したい箇所を見つけて複写依頼をして…
というめんどくさい作業も必要になるので、
そうした手間を考えても遠隔複写サービスは使い勝手がいいサービスかもしれません。
とにかく!雑誌記事に!おすすめ!笑
こうしたサービスを利用して、論文制作を頑張りましょう!
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