所得に課税するのに「所得」の定義がないので…。

よもやま話
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所得税って、所得に課税されるわけなんですが、

実は所得税法上に「所得」についての明確な定義がないんですよね

ええ!でも、定義がないのにどうやって課税するんですか?

乱暴に言ってしまうと、人が得た経済的利益全般を所得と考えています。

なにかしらの経済的利益があれば原則所得税が課税されます

でも、宝くじとか、非課税のものも多くありますよね

それらはちゃんと、所得税法やその他の法律で非課税という規定がちゃんとあるんです。

逆に、そうした非課税の規定がなければ原則課税されちゃいます。

たとえば、オリンピックの報奨金(JOCから支給されるもの)ですが、

今は非課税ですが、課税されていた時期もありました。

オリンピックの報奨金まで課税…。頑張ったのに課税されてたんですね…。

オリンピックの報奨金制度は平成4年から始まりました。

当時中学生だった水泳の岩崎恭子選手が金メダルを獲得しましたが、

それに対する報奨金に課税されてしまうということで世間の注目を集め、

平成6年にオリンピックの報奨金については非課税にするという規定ができました。

なるほど。

経済的利益には原則課税がされるから、

新しい制度なども非課税規定に当てはまらない限りは課税されてしまうんですね。

そういうことです。

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