こんにちは。税法免除大学院に通いながら税理士を目指しているエリカです。
出願資料で大事な研究計画書ですが、書き始める前にまず決めないといけないのがテーマ。
私のテーマ決めの方法を書いていきますね。
税目は書きたい!で決める
まず、書きたい!と思える税目から決めました。
租税法と言っても分野が広いので、
税目ぐらいは絞っておかないと、キリがないかなと思い…
私は、実務でも触れていてイメージしやすかった所得税をテーマにすることにして、
そこからさらにテーマを絞っていくことにしました。
何を書きたいか?よりも書けそうか??
せっかく研究しに院へ進むのだから、とことん自分の興味のあるものをつきつめたい…!!
という気持ちはあるものの、
「租税法」という分野で、研究はおろか、勉強もしたことがありません。
(税理士試験の税法科目の勉強はしたことありますし、実務でも触れてはいますけども)
そんな状況で、書きたいものが漠然とあっても、それが本当に書けるものなのか?
は、自分では判断できないと思います。
なので、税目まで絞ったら、その後のテーマは、書きたい!よりも書けそうか?を優先して決めました。
(院進にあたって、相談した方がいたのですが、その方のアドバイスでもあります)
まずは「租税法」を読む。話はそれからだ。
金子宏東京大学名誉教授の「租税法」(弘文堂)を流し読みします。
この本には現在の日本の租税法について網羅的に記載されてますし、
税法論文を書くのに、この本を参照しないことはあり得ないらしいです。
なので最新版を買って、とにかく読みます。
(最低でも、書こうかなと思った税目やキーワードになりそうなところは読みます)
本の分厚さに圧倒されますが、牽引もちゃんとあるので、意外と読みたいところはすぐに探せます。
問題を見つけたら先行研究探し
租税法で課題になりそうな記載を見つけたり、
気になるキーワードを見つけたりしたら、
その次は先行研究を探します。
「税務大学校論叢」や「税大ジャーナル」は国税庁のHPからバックナンバーを参照できますし、
直近1年のものであれば「税研」(公益財団法人日本税務研究センターの機関紙)もHP上で参照できます。
これらを探して、先行研究があれば、入学後も先行研究を探しやすいテーマと考えられそうです。
(入学後によりテーマを深堀する時のことを想定したものですが)
テーマの深堀の方法はこちらの記事でも詳しめに書いているのでぜひ合わせて読んでみてくださいね。
入学後にテーマ変更も可能なので気楽に考える
上記が、テーマ探しの方法です。
ただ、入試説明会でも説明あるかと思うのですが、
入学後にテーマ変更が認められていることも多いです。
なので、あまりがちがちに詰めすぎずに、気楽にテーマを決めて研究計画書を作っちゃってもいいのかなとは思います。
ただ、今周りを見ていると、税目ぐらいはちゃんとしぼって考えておいた方が、
入学後も楽かなあとは思います。
どうしても絞れなかったら、とりあえず所得税・法人税・消費税から考えると無難かなあ…?
(特に消費税はどこをとっても問題だらけなので、テーマという点では困らないかも笑)
合わせて読んでおきたい記事をこちらにまとめました。
この記事に出てきた本
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