こんにちは。
税法免除大学院に通いながら税理士を目指しているエリカです。
今回は、大学院の入学式の時に配られたリーディングリストをもとに、
税法免除大学院での授業が始まるまでに読んでおきたい本を紹介します。
※執筆時点で最新のものを掲載していますし、定期的に内容再確認する予定ですが、
改訂されている場合があるので、最新版を確認することをお勧めします。
金子宏「租税法(24版)」弘文堂 2021年
こちらの記事でも出てきた金子宏先生の租税法です。
授業が始まる前と言わず、進学を決めたら買っておいた方がいいと思います。
絶対に使うので。研究計画書の参考文献でも書いておくと◎です。
実際、面接のときに
「租税法を参考文献に挙げていたけど、入学前にもう一度読んでおくといいよ」
と言われました!
増井良啓「租税法入門(第3版)」有斐閣 2023年
こちらはkindle版もあったので私はkindle版を買いました。
タイトル通り、租税法の入門書的な内容になっています。
こちらの記事で紹介した超入門書を読んだ後ぐらいに読むといいレベルです。
教科書的に一通りの内容を体系的に身に着けることができます。
金子宏 他「ケースブック租税法 第6版」弘文堂 2023年
こちらはタイトル通り、ケースブックとして判例を取り上げながら
租税法を体系的に説明している本です。
租税法の説明を体系的にしながら、その項目に対して争われた判例などを取り上げ、
具体的に説明されています。取り上げられている判例も多いです。
租税判例百選では、判例の説明と解説によって租税法の問題点や争点が身につきますが、
こちらは説明の補足として具体的な判例を取り上げているので、
分量は多いですが、人によってはこっちの方が判例研究の理解に役立つかも?
植松利夫「図説 日本の税制(令和4年度版)」財経詳報社 2023年
こちらの本は、税制の歴史などから現在の日本の税制までを理解できる本になっています。
税制の変遷をみながら、現在の租税法の考え方や問題について
身に着けることができるようになっています。
日本の税法は毎年改正を重ねてどんどん複雑になっていますが、
現状の税制を理解するには、その歴史的背景を知っておくととても役に立ちます。
中里実 他「別冊ジュリスト 租税判例百選(第7版)」有斐閣 2021年
こちらの記事でも紹介してるので詳細は割愛します。
授業でも使うので買っておくのは本当におすすめです。
できる限り読んでおくのがおすすめ!
以上、税法免除大学院の授業が始まるまでに読んでおきたい本の紹介でした。
結構なボリュームになるのですが、
どれも重要判例をまとめたものや、教科書的な基本書なので、
入学までに時間があるうちに読んでおくのがおすすめです。
基本が入っているのと入っていないのとでは、
やっぱり授業の理解度も論文の執筆に取り掛かるのも
全然違いますからね。
ちなみに、個人的に絶対に手元に置いておきたいのは
「租税法」と「租税判例百選」です。
全部買う余裕のない方は参考にしていただければ!
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切り替えについてはこちらの記事でも説明しているのでよければ参考にしてくださいね。
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